2008/02/22 powered by 京都府医師会今回は第1回に引き続き、男性の更年期障害についてお届けします。性機能関連の異常性欲低下、勃起障害など男性更年期の重要な症状として「性機能低下」があります。「性機能」といっても色々な要素がありますし、逆に色々な要素が重なって一連の性行為がスムーズに行えるのです。つまり、性行為に対する欲求が生じることからオーガズムに到ったときに射精がスムーズに行えるまでの一連の過程はホルモンや自律神経の非常に精巧な調節により行われていますし、どの過程に問題があっても性行為は完遂しないことになります。 年齢とともにこれらの過程のうちどこかに問題が生じえます。しかしこの原因がなにか、ということを具体的に突き止めるのは難しいといえます。例えば性行為への欲求についても、同じ刺激に「飽きて」しまうことだけでも低下しますし、うつ状態になっても低下します。単なる「疲れすぎ」でも当然低下します。ペニスの勃起が十分に起こらない場合、ペニスの血流障害があったり、糖尿病などで末梢神経の働きが悪くなったりなるな |